矯正歯科

前期治療について

矯正の進み方

前期治療について

乳歯が永久歯に全部交換してしまってから治療開始したのでは遅すぎるケースには前期治療が必要です。5才-11才で顎を広げたり、深い噛み合わせを浅くしたり、顎の形や位置関係を整えたりする治療を「前期治療」と呼びます。筋機能訓練を行う場合もあります。アメリカでは、アメリカ矯正歯科学会がこのパンフレットを配布して7才くらいでの受診を推奨しています。


人はそれぞれが異なった顔貌や歯列を持つため、患者様によって開始時期、治療内容、装置がそれぞれ異なります。双子ですら治療が異なる場合もあります。ですからお子様全員に同じ治療を画一的に行うのは間違いです。まずは検査、診断を行い、適切な時期にその人にあった適切な治療を行う事が大切です。

 

矯正の完全な終了は上の親知らずを抜くことができる19歳頃が一般的ですから、遅く矯正を始めた方が治療期間は短くなります。しかし、それでは小臼歯を抜かずに矯正を行う事はかなり難しくなるのです。

前期治療の終了後に、残りの永久歯が自然に問題なく生えてくれば後期治療(全ての永久歯にマルチブラケットをつけて行う治療)が不要になるため、総額が少なくなる場合もたまにあります。咬合誘導(部分非抜歯矯正)

前期治療では旺盛な成長力を利用できるので、噛み合わせが大幅に改善し、永久歯の全体の矯正(後期治療)が非抜歯でできるように変化することもあります。稀に、プレオルソマイオブレースといった既製品の装置を使うこともありますが、多くのケースにおいてお子様のお口の形に合わせたオーダーメイドの装置を用います。また必要に応じて、筋機能訓練や姿勢の指導も行います。

特に上顎前突のケースでは、12才以降で開始すると成長をフルに利用できないために抜歯矯正になる確率が上がってしまいがちです。小学生の間に前期治療だけでも済ませた方が、お子さまの将来を考えると望ましい場合が多いと思います。転勤族の方々で、数年間だけ豊中市に住まわれる方々も豊中・こむら小児歯科・矯正歯科までご相談下さい。

お子様が「装置を入れてくれない」「前期治療で問題が解決し切れない」「残りの永久歯が生えてきたら歯が大きかった」「成長に伴って新たな問題が発生した」 「深い噛み合わせが改善しない」「最初はなかった親知らずができてきた」等の場合は、年齢が上がった時点で後期治療が必要になります。

拡大床

傾いた在来工法の木造住宅をリフォームする場合は、まず現地調査して測量を行い、リフォーム計画を立て、変形した土台を整形&補強し、柱をまっすぐにした後で窓を入れるという流れになると思います。

矯正治療とリフォームは少し似ています。土台が顎、柱が奥歯で窓が前歯と考えていただくとわかりやすいと思います。

歯並びで「気になるのは上の前歯だけなのでそこだけ直してください」というご希望はリフォームで言えば、「土台は変形してるし、柱は曲がってるけど別に気にならないので、窓だけまっすぐにして欲しい」というご希望になってしまいます。

これではダメですね。お子様のお口を粗悪リフォームしてはいけません。

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相談(歯ならびチェック)

セファロ豊中・こむら小児歯科・矯正歯科ではまず、レントゲン(セファロ)写真を撮影し、骨格を計測して、標準値と比較します。このステップがないとどこに向かって治療すれば良いのかがわからにので大変危険です。

歯並びだけでなく、顔の形や大きさも治療に関係します。次回のご来院時に状況の説明と適切な開始時期、費用をお話いたします。

大事なのは最初にしっかりと検査して分析すること。現地調査を行わずにリフォーム計画を立てられないのと同じです。見た目や電話相談で得られる表面的な情報で診断する事は誤診につながりかねません。 まず分析を行ない、主訴以外に保護者様が気づいていない問題点を把握する必要があります。 豊中・こむら小児歯科・矯正歯科では セファロ写真撮影を含む相談料は「2,500円(税別)」です。

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診断・見積もり
分析結果

セファロ写真を分析して、1~2週間後にお話します。

診断結果とともに治療方針、期間、費用について詳しくお話しします。矯正治療では「診断で85%が決まる」と言われるくらい診断が大切です。きちんと診断を行う事で、通常なら抜歯治療するケースでも、このように非抜歯で治療を行う事ができました。時間は30分ほどかかります。

診断結果をお伝えする時に、明細を書面でお渡ししています。お子様の状況を踏まえ、ご相談の上で治療開始時期を決定します。簡単なケースであれば装置は少なくなり、治療期間が短いため費用も抑えられます。

歯を動かしている期間は平均して1~3年ですが、じっくりと歯列育成した後に小臼歯を非抜歯で矯正を進めていく場合にはもっと長くかかります。診断の結果、小臼歯の抜歯が必要なケースは、低学年から治療を開始せずに小学校5年生くらいまで経過観察することもあります。

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検査
写真・模型

40分程度かけて他の各種資料を採得し、診断に間違いがないか検証します。

他にもいろいろ調べて、隠れた問題点も洗い出す必要があります。顎の関節に問題がないか、外傷歯や虫歯がないかをチェックすることも大切です。

検証費用は合計で「50,000円(税別)」です。

検証後に問題がなければ、診断時にご説明した方針で治療を開始します。

診断が正しく行われないと、うまく直らないどころか かみ合わせをより悪くする危険をともないます。

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治療
装置

お子様の歯列不正の状況を正しく診断し、適切な装置を使用することが大切です。拡大床を使ったワンパターンの治療では、簡単なケースを多少改善することしかできません。過蓋咬合、交叉咬合、上下顎前突、捻転歯、乱ぐい歯といった様々な症状に応じた治療を行うには、拡大床・咬合挙上床・リップバンパー・クアッドヘリックス・パラタルバー・急速拡大装置・バイオネーター・マウスピースといった各種装置の使い分けが重要です。

装置仕上げのマルチブラケット装置(braces)で個々の歯を動かして良い咬み合わせを作っていきます。メタルの日本製ブラケットを使用する場合は費用が少なくてすみます。
白いブラケット(1個当たり4000円)をご希望の数だけ使用することで審美矯正も可能です。

装置 ワイヤーは摩擦係数が少ない日本製のゴムメタルワイヤーも使用しています。ゴムでワイヤーを留める場合は、お好みのカラーを自由に選べます。

難易度が高い場合は、MIA矯正(ミニスクリューを一時的に使用する矯正)を行います。ヘッドギアを使わずに奥歯を後ろに動かす事が可能です。治療の途中でミニスクリューは除去します。装置

また、完全オーダーメイドで見えにくいマウスピース型の矯正装置「インビザライン」も難易度が高くない不正咬合で1日20時間以上装着してもらえるケースならば使用可能です。豊中・こむら小児歯科・矯正歯科ではインビザラインの費用は動的治療終了まで総額60万円(税別)です。装置

豊中・こむら小児歯科・矯正歯科は熟練の先生が一人で矯正治療を行う方式ではなく、矯正治療を作業工程に分解して分業化することでコストパフォーマンスを高めています。

矯正でご来院された時には矯正治療、筋機能訓練あるいは 唾液検査を行います。矯正治療では、月1回の来院が多いですが、処置内容によっては月に2回以上、6週間に1回、3か月に1回となることもあります。

虫歯治療やクリーニングをご希望の方は保険診療になりますので 矯正治療のご予約とは別に保険診療のご予約をお願い申し上げます。

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保定
保定装置

歯の移動完了後は、保定を行います。 矯正の完全な終了は上の親知らずを抜くことができる19歳頃が一般的です。成人矯正の場合は後戻りしやすいので保定期間は数十年になります。

保定はキレイな歯並びを安定させるために重要になります。日常生活に置いて、歯にはさまざまな力がかかります。歯並びをそろえておくためには、保定装置が欠かせません。特に口腔習癖がある場合は絶対に必要です。

年に数回、保定装置の定期検診を行います。

図のように保定装置は既製品ではなくオーダーメイドです。古くなったり壊れたりしたリテーナーの再製には、費用がかかります。 ご理解下さい。

スプリングリテーナーができるまでクリックすると別ウィンドウで拡大表示します
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豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科では、ご希望があれば、早期治療が必要かどうかをご説明いたします。 相談料は「2500円(税別)」です。 とりあえず、歯並びが気になったら、 7才までに歯並びチェックを受けましょう。ブラケット

ただし、7才では、すべての問題が出現しているわけではないことに注意が必要です。 難易度が普通のケースであれば、写真の男子のように10才くらいから一気に治療を行うほうが、すべての問題をクリアできる上に治療期間も短く済むことが最近では多くなっています。

早く始めたことで治療が早く終わるケースは、親知らずが元々なくて、残りの歯が生えてきた時に自然にキレイに並んでキチンと咬むような非常に簡単なケースに限定されます。 こちらの柴口先生の書かれた記事もご覧ください。

「じゃあ成人になって矯正すればいいのでは?」と思われがちですが、成人の場合は成長を利用できないため骨格の改善が手術以外に方法がありません。更に歯や歯肉の状態が健康とは限りませんので治療のゴ-ルが妥協的になってしまいがちです。

やはり矯正を行うのであれば、成長発育が盛んな時期が望ましいと考えます。

しかし、あまり低年齢から矯正を始めると以下のリスクもあります。

  • 装置を入れると汚れがたまりやすくなり、むし歯を作ってしまう場合がある。
  • 長期間の治療でお子さんが疲れてしまい、治療途中で非協力的になったり、中断になったりする場合がある。
  • 「口元が突出」「常に前歯が見える」「犬歯が変なところから生える」「奥歯の咬み方が左右で異なる」「7番目の歯が生えてきて、奥がガタガタになる場合がある」
  • 最初に気になっていた問題が解決しても、成長とともに別の問題が発生することがあり、キチンと治すために治療が延々と続くので保護者様もお子様も疲れてしまい、治っていないのに治療を中断してしまうケースがある。

これらのリスクにどう対応すれば良いのでしょう?

矯正開始時期は歯並びだけでなく、骨格の問題・習癖の有無・性別・健康状態・ご本人とご家庭の状況・進学の状況・カリエスリスクの変化などを総合的に考える必要があります

検査結果により最適な開始時期がわかります    

まずは豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科で検査を受けて下さい。これまで多数の症例を経験していますので、「非抜歯で治療できるかどうか」が、ほぼ正確に予想できます。資料をもとに総合的に診断して、適切な開始時期をお話ししています。

具体的にはこちらをご覧下さい。

お子様が小学校低学年の時点で、とりあえず前歯を並べたとしても後から奥歯のかみ合わせに問題が出てくる場合も多いです。

ブラケット

「早くしないと前歯が手遅れになってしまう!!」というお気持ちは理解できますが、ここは冷静にお考えください。

とりあえず前歯だけちょっと直してツケを奥に移すことで、奥のかみ合わせに問題が生じる可能性があるのです。

豊中・こむら小児歯科・矯正歯科が目指しているのは、保護者のご希望に沿った治療ではなく、お子様が大人になったときに「なるほど、これで良かったんだ」と思ってもらえるような矯正治療です。そのためには、前歯の歯並びや口元だけでなく、第二大臼歯の咬み合わせまで考慮する必要があります。「良い咬み合わせは、健康ともつながりがある」と私自身、実感しています。

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こむら矯正歯科要約サイトもご覧下さい

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当矯正歯科は叢生、上顎前突、過蓋咬合等の治療を得意としています。開咬や骨格性の受け口のケースは治療法が少し異なるので大学病院の矯正科等をご紹介させていただいています。

頭蓋骨

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装置

外科矯正の可能性がある「受け口」等のケースは、骨のすき間が閉じてしまう前に、多数の骨に大きな力を正確に加えて、成長をコントロールする必要があります。このようなケースには、マウスピース装置ではなく、写真のようなファイシャルマスクやチンキャップ等の装置を使って正確に力をコントロールする技術が必要です。この治療は難易度が高いので多くは大学病院の矯正科等にご紹介させていただいています。このようなケースにマウスピース等のワンパターンの治療だけを行えば、外科矯正が決定的となってしまいます。安さや手軽さや通いやすさだけで歯科医院を選択すると大事な時期を逸してしまう事もあるのでご注意下さい。矯正治療は大学の矯正科や矯正専門医院に勤務したことのない歯科医師が一般診療の片手間にできるほど簡単ではありません。

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